私たちには、実子、そして血のつながりを超えて、家族として大切に育てている子どもがいます。
そしてさまざまな事情を抱えて新しい家族を必要としていた保護犬や保護猫たちとも、共に暮らしています。
子どもや動物たちと暮らし、その命と成長に向き合う日々のなかで、私は何度も「家族とは何だろう」「一つの命の幸せを守るとは、どういうことだろう」と考えてきました。
血のつながりは、かけがえのないものです。けれど、それだけで子どもの安心や幸せのすべてが決まるわけではありません。
動物たちもまた、どこで生まれたか、どのような過去があるかにかかわらず、迎え入れたその日から大切な家族です。
毎日の暮らしのなかで声に耳を傾け、気持ちや変化を受け止め、安心して帰れる場所を守り続けること。その積み重ねが、子どもと動物の心や未来を支える力になると感じています。
子どもも動物も、自分が置かれている状況や苦しさを、十分に言葉で伝えられるとは限りません。外からは普通に見えても、見えない場所で不安や恐怖を抱えていることがあります。そして、その小さな変化や声が見過ごされてしまうほど、支援が届くまでに時間がかかってしまいます。
だからこそ、私たちは「誰かが気づくだろう」「行政や支援機関が守ってくれるだろう」と任せきりにするのではなく、地域や立場を越えて、一人ひとりが関心を持ち、声を上げ、支え合える社会をつくりたいと考えています。
ぷろじぇくとOhanaは、プロレスリングAlmaLibreが長年取り組んできた、子どもと動物への虐待防止・支援への想いから生まれました。
“OHANA”は、血縁だけに限らない、互いを想い、支え合う家族や仲間を表す言葉です。
家族のかたちは、一つではありません。
血のつながりがあっても、なくても、人であっても、動物であっても、一つの命と心に向き合い、その幸せを願い、守り続けようとする想いは変わりません。
声を上げることは、決して簡単ではありません。それでも、一人の小さな声を誰かが受け止め、その声に別の誰かが寄り添えば、やがて社会を動かす力になります。
子どもと動物が、恐怖や孤独のなかで耐えることなく、安心して生きられる未来へ。
私たちは、見えにくい声を見過ごさず、想いを行動に変えながら、支援の輪を一歩ずつ広げてまいります。
一般社団法人ぷろじぇくとOhana
代表理事 定あすか、定アキラ